薬剤師になるために
「薬剤師」は親が子供に就かせたい職業のアンケートでトップ10内にランクインしているのをよく見かけます。
親はやはり子供には何らかの技術を身に付けさせ、安定した職業に就かせたいとの思いから薬剤師という職業を挙げるのではないでしょうか。
受験生においても、薬学部人気は、相変わらず根強いようです。
「薬学部で学んで薬剤師の資格を取得しておけば、卒業後の就職に困らないはず」という受験生心理が働いているからではないでしょうか。
大学に進学しても厳しい就職戦線が待ち構えている現代。
今年も不況の下、さらに狭き門となっているようです。
そんな中でも、薬剤師の求人は絶えることがありませんし、むしろ一部では薬剤師不足が指摘されているほどです。
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倍率の高い職業先
薬のプロである薬剤師の就職先として最も一般的に知られているのが病院に勤める病院薬剤師です。
薬剤師にとって、病院への就職は根強い人気となっています。
病院勤務を希望する動機としては、医療の現場に近いところで仕事がしたい、医療従事者たちとチーム医療を実践、薬局では扱えない薬剤の取り扱いなどの理由が挙げられています。
実際の仕事は、大きく分けて本来の調剤業務と服薬指導に分かれますが、病院勤務薬剤師は調剤業務に加え、医師が適正な薬の投与量を決めるための血中濃度を測定したり、他の医療スタッフとともに入院患者の病床に赴き使用している薬の服薬指導や注射薬の管理などの病棟業務などが業務の大部分になっています。
病院への就職希望者が多いこととは逆に、薬剤師としての処遇は他の就職先と比べて最低ランクであるというのも事実です。
近年調剤薬局はますます増えています。
都市部を中心に展開する大手調剤薬局チェーン店、大きい病院の門前薬局から個人経営の小規模なもの、内科や耳鼻科など特定の医療機関のまえにあって、わずかな種類の薬しか扱わないところもあれば、ありとあらゆる種類の薬を扱う薬局まで、その形態は様々です。
調剤薬局とは医療機関で医師が発行した処方せんをもとに、薬を調剤して患者に提供できる薬局のことで、処方された薬が患者にとって適正かどうかを、医師だけでなく、薬剤師の立場からもチェックすることができます。
調剤薬局を利用する患者側のメリットとしては、丁寧な服薬指導がうけられる、薬の待ち時間が短くなる等が挙げられ、かかりつけの調剤薬局を決めておくと、より個人の状態にあわせた医療サービスを受けることができます。